As the world becomes more globalized today,
we believe there is a need to renovate the raison d’être and value of visual art.
MYD Gallery provides the axes of time and space to exhibit artwork,
mainly photo art that expresses the marks of time etched into space, as scenery.
Enjoy the experience of witnessing another world materialize in the white cube.

グローバル化が進行する現代において、その存在意義と価値の刷新が求められるビジュアル・アート。
MYD では時間と空間という座標軸をキュレーション指針として定め
空間に刻まれた時間の痕跡を表現する写真を中心とするアート作品を
風景として展示してゆきます。
ホワイトキューブに立ち現われる
もうひとつの世界の姿を体験する時間をご堪能ください。

 

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Vol. 4
Minot-Gormezano
human・nature・scenery

ミノ・ゴルメザノ [ 人・然・景 ]

Oct 4 – Dec 26, 2018

Opening reception: Oct 4  18:30〜20:30


写真家とモデル、その関係性は作品の本質を形成する最大の要素です。ミノ・ゴルメザノの30余年に及ぶ創作活動は、まさに二人のアーティストの世界に対する確固たる姿勢と思考が凝縮しています。人間界と自然界が分断され、そのことによって生じる世界の亀裂や束の間の誘惑をミノ・ゴルメザノはダイナミックに、かつ精緻に描き出しています。“その地”に出逢うことで触発されるビビットな感覚を起点に、自らの肉体を自然の一部として溶け込ませ、“ひとつの宇宙の姿”として刻み込んだ作品を、今回はピエゾグラフィー(7段階のグレーインクで制作する最高級モノクロプリント)でご覧いただきます。なお、本展は日本で初めてのミノ・ゴルメザノの展覧会となります。皆様にご高覧いただけましたら幸いです。

Pierre Minot & Gilbert Gormezano

ジルベール・ゴルメザノ Gilbert Gormezano
1945年にポルトガル生まれ。医者、心理療法士、大学教授。パリとリヨンで神経生理学と心理学の教鞭をとる。2015年の逝去まで写真制作に専念する。

ピエール・ミノ Pierre Minot
1948年にリヨン生まれ。リヨン美術学校卒業。パリの装飾美術学校とリヨンの美術学校で「居住空間における不安」をテーマに講義。1983年から2015年のジルベールの死まで共に作品を制作。

 

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アポイントメント制となりますので、事前のご予約をContactよりお願い致します。

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Past Exhibition

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Vol. 3
Marie DOCHER
time・climate・scenery

マリー・ドシェ [ 時・気・景 ]

Jul 9 – Sep 24, 2018

Opening reception: Jul 9  18:30〜20:30


写真には“時”をテーマとする作品が数多くあります。ただ、その中でもマリー・ドシェは時の経過を美しさ、臨場感、さらにロジカルなストーリーとして描き出します。代表作のひとつ、『Santiago de Compostella(サンチャゴ・コンポステ)』(2002)では、フランスとスペイン国境に位置するキリスト教の聖地にパリから単独徒歩巡礼に挑み、その道程で変化する自分自身を被写体とし、人間の肉体と精神の軌跡を描き出しました。それから十年後の2012年に取り組んだのは北欧に流れる夏の時間の記憶です。異なる3つのメディアを併用して構成された作品は、美しい北欧の夏の時間と空気、さらにその時空間に溶け込んでゆく人間の姿を穏やかなひとつの風景として表現しています。“時間とは何か?”、“今、ここに生きていることとは?” 写真の声に耳を傾ける時空間をお楽しみください。

マリー·ドシェ  Marie DOCHER
パリを拠点に活躍する写真家。制作の依頼や自身のアート作品を制作し、現在までに7ヶ国での展覧会の開催、多くの雑誌に作品が掲載されている。

 

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Vol. 2
Ryo OHWADA
macro・micro・scenery

大和田 良 [巨・細・景]

Apr 2 – Jun 22, 2018

Opening reception: Apr 2  18:30〜20:30


その比類なき盆栽コレクションで、世界的にも知られるさいたま市大宮盆栽美術館が所蔵する盆栽を被写体として制作されたシリーズ『FORM ‒ SCENERY SEEN THROUGH BONSAI』。ここには日本の伝統的な樹木の型や空間の取り方への美の規律が金屏風を背景とする独特なしつらえの下で語られています。盆栽という“生きている芸術品”(モノ)には、過去から現在まで時間の軌跡、“美を追求する姿勢”(コト)が刻まれているようです。さて本展では、この盆栽のシリーズに砂漠という厳しい環境下で“生きるかたち”、サボテンのシリーズを並列に並べることで、この文脈に対極となるもうひとつの磁場を置き、新たな視界から人間と自然界の関係性を“連なる風景”として眺めます。

大和田 良  Ryo OHWADA
1978年宮城県仙台市生まれ。東京工芸大学大学院芸術学科研究科卒業。2005年、スイス・エリゼ美術館「reGeneration. 50 Photographers of Tomorrow」展に選出。ドイツのLUMASギャラリーなど国内外で作品発表。2007年、初の写真集「prism」を青幻舎より刊行。2010年、フォトエッセイ集「ノーツ オン フォトグラフィー」をリブロアルテより刊行。雑誌、広告媒体などでも活躍しつつ、個展やグループ展などを多数開催。独自の作品を発表し続けている。 
東京工芸大学非常勤講師。

 


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Vol. 1
Katsutoshi YUASA
space・wind・scenery

湯浅 克俊 [宙・風・景]

Jan 9 – Mar 21, 2018


Woodblock prints, namely the ukiyo-e, are recognized as one of the traditional arts of Japan. But the artwork by the woodblock print artist Katsutoshi Yuasa are an absolute, clear departure from conventional prints. Using photography and cutting-edge digital technology, he inserts the carving process of printmaking in the final stage of his work before completing his pieces. His work expresses “the signs left by time spent in thought,” seemingly running counter to time and era, and conveys the gravity of what is being lost today with a visceral impact similar to pain. This exhibition “space wind scenery” is a fine selection of the artist’s choice of different series, examining the true essence of the era inherent to the 21st century.

浮世絵を始め、日本の伝統芸術ひとつとして認知される木版画。 しかし、木版画作家、湯浅克俊の作品はそれらと圧倒的に一線を画するものです。 写真と最新デジタル技術を駆使し、最終段階で木版画の制作工程、“彫る”を挿しこみ、 作品を摺り上げる。湯浅の、時代と時間を遡行するかのような「思考の時間の痕跡」は、 私たちに現代という時代が喪失しようとしている“コトの重大さ”を痛みにも似た身体 感触で訴えかけてきます。今回の展覧会『宙・風・景』では、作家本人が選んだ異なる シリーズから作品を厳選し、21 世紀が内包する時代の本質に向き合いたいと思います。 

Katsutoshi YUASA
Born in 1978, Katsutoshi Yuasa graduated from Musashino Art University, majoring in printmaking. Moving his base to the United Kingdom, he completed a master’s degree at the Royal College of Art, London, in 2005, and has been engaged in activities mainly abroad. With extensive experience of solo exhibitions in Europe and North America, he has also participated in several internationally renowned art fairs. His work may seem like photographs at first glance, but they are all hand-carved prints, based on photographs taken by the artist. The shadows and light are expressed by the depth and width of the carving, and this outstanding skill allows viewers to even feel the actual atmosphere of the subject matter, with images similar to an intimate memory or an afterimage. His constant pursuit of ways to gain a contemporary view into Japanese woodblock prints, starting from the ukiyo-e, and to take them into the future is reflected in his work.

湯浅 克俊
1978年生まれの湯浅克俊は、武蔵野美術大学油絵学科(版画コース)卒業後、渡英。2005年ロイヤルカレッジオブアート(ロンドン)修士課程修了。海外を中心に活動。すでに欧米での個展も多く経験、数々の世界的なアートフェアなどに出品。一見、写真のように見える作品は、自身で撮影した写真を基にすべて手で彫られている。光の陰影は彫りの深浅、幅の広狭で表現されており、その卓越した技術によって実際の空気感までをも感じさせ、寄り添う記憶や視覚の残像のようなイメージを織り成している。日本の木版画を浮世絵から現代の視点、そして未来へ切り開いていく方法を真摯に追い求め、制作に反映させている。